実試料一次標準認証委員会
標準物質の認証には、分析に関する深い洞察力と専門的知識が不可欠です。
当機構では、20年近くに亘り、標準物質の認証を行ってきましたが、より公益性の高い実試料一次標準物質については、認証をさらに確かなものとするため、外部委員を含めた検討委員会にて助言を得ることになりました。
- 検討委員会委員:
- 検査医学標準物質機構委員、学術専門家委員、専門分野委員、ユーザー委員
- 認証委員長:
- 基準分析責任者または検討委員会にて選任された者
検査医学標準物質機構 理事および技術顧問
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代表理事 梅本 博仁 理事 6~7名 技術顧問 数名 -
代表理事 法経顧問 数名 臨床顧問 数名
一般社団法人 検査医学標準物質機構の事業は、SI単位にトレーサブルな標準物質を供給することをひとつの使命とし、特に開発と維持に莫大なコストを要するため経済的にはまったく収支の取れない実試料一次標準物質(コレステロール測定用一次標準物質 JCCRM 211、HbA1c測定用一次標準物質 JCCRM 411 等)の供給を行う公益事業と、日常検査の正確さ評価のための二次標準物質を供給する収益事業、及び新規標準物質の開発を行う共益事業の3本柱からなっています。
一般社団法人 検査医学標準物質機構は理事が方針決定し、代表理事の指揮のもと業務が行われます。
公益事業としては、ASNITE-NMI(国家計量標準研究所)としての事業を行うことを目的とし、共益事業としては、世界的技術を有する企業と 当機構とが協力して、標準物質を供給する事業を行うことを目的としています。
当機構はISO/IEC17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項)及びISO 15195(臨床検査基準測定施設)を取得し、試験・校正のための品質マニュアルの下、信頼性の高い校正業務を行っています。また、ISOガイド34(標準物質生産の能力に関する一般要求事項)に則り、標準物質の製造・保管・発送を行っています。